桜は非常に繊細な花として有名で、ちょっと枝を折っただけでも
そこから細菌が入りすぐに枯れてしまいます。だからよく「桜の枝は
折ってはいけない」と子供の頃に注意されました。
枝を折らなくてもちょっとした気候の変化ですぐに花が散りますので、
満開の花が咲いている状態を見られるのは2週間以内と言われております。
育てるのに何年もかかることを考慮すると割に合わない花だなぁと思うのですが、やっぱり花が咲いた時の美しさは全種類の花の中でも一番ではないでしょうか。
だからこそ源氏物語や枕草子が春の季語として桜を書いていたのもうなづけます。
どんな時代も桜は美しいということです。

オフィスファームでも春中盤になってからイチゴを水耕栽培に使いだしました。
イチゴは水耕栽培の中でもトマトにつぐ難易度を誇るのですが、オフィスファームではいわゆる細胞媒介改造などの実験もしている珍しい会社で、水耕栽培に海洋深層水などを使っている理由もそこにあります。
先日はオフィスファームの社長が機材の搬出をどうしようか迷っていたりしました。
余計な資材を別の部屋に搬出できればそれだけスペースが空いて、もっと多くの植物を水耕栽培できると考えたのでしょう。
ですがどんなことにもお金はかかるもので、そのための経費をどうしようかとの迷い、つまり俗にいう「資金繰り」を考えていました。
社長には社長の考えや迷いがあるということです。

おっと話が逸れましたね。社長の考えを書いてもどうしようもありませんので、
今日はパクチーの水耕栽培について述べたいと思います。
パクチーは日本語ではなくタイ語で英語にすると「コリアンダー」、中国語にすると「シャンチャイ」といいます。独特の香りと味が特徴で、エスニック料理には欠かせないハーブの一種です。
同じハーブ類のバジルやルッコラに比べると難易度は多少高くなります。
特にアブラムシがつきやすく、水耕栽培では虫の繁殖は少ないと言われておりますが、パクチーはアブラムシ等に侵食されやすいです。
しかし虫が食べるということはそれだけ美味しいということです。
虫が食べられないようなものは人間でも食べられません。
私の場合で言いますと、飼っている猫がパクチーを食べました(!?)。
普通猫は魚、肉しか食いませんが、草のなかでも「猫草」とよばれるものは
食べます。
パクチーは猫草の仲間でも何でもないのですが、猫が美味しそうに何回も食べました。猫も食べるほど美味しいと考えても良いのでしょう。
だからこそ現在はタイ料理に限らず、中華料理やベトナム料理、インド料理、メキシコ料理などで広く愛されています。

パクチーは上記にも書いた通り、非常に虫に侵食されやすいので自作でもいいですが、お勧めはそこらのサイトで売っている「水耕栽培キット」を使うと、安定して生育できます。

(パクチーの種をスポンジウレタン培地に植える前に種子の殻を割ります)
パクチーの種の外側の殻は大変固くて、なかなか発芽しませんので、植える前に
軽くハンマーなどで叩いて殻を破ります。
殻の中に種が二つ入っていますのでそれを培地に植えます。
ちょっとしたコツですがこうすることにより発芽の速度が飛躍的に加速します。
パクチーは発芽の時期が非常に遅いことでも有名ですので、なるべくなら上記の方法で殻を破っておきましょう。
ウレタン培地に割ったパクチーの種を2~3個入れます。
培地には乾燥しないように、しっかりと水を含ませます。
育苗容器に入れた後はラップ等でカバーします。
発芽の適温は15℃~25℃です。
ウレタン培地から発芽が始まったらすぐに光を当てます。
LEDが良いですが、なければ日中は陽の当たる場所に置き、夜間は蛍光灯の20W以上のもので光を照射します。
光が不足すると茎だけが伸びる徒長が起きます。
徒長が起きてしまうとまた再度種まきから始めなければいけません。
パクチー、あるいはコリアンダーの種はメーカーにより発芽率がかなり違います。
14培地に1~2粒植えて勢いの良い物を選びましょう。
種植えから8~10日ぐらいで発根、小さな発芽が始まります。
発芽率は通常70%以上です。(メーカーと時期により異なります)。
種植えから10~15日ぐらいで、小さな本葉が育ち、根が10センチ以上伸びたら定植時期です。
育成ポット中に、培地ごとハイドロボールで固定します。
根は比較的長くて丈夫なので、ポットの底から根を出します。
培地を適当な高さになるようにハイドロボールの大小で固定します。
最後に小さいハイドロボールで体裁を整えると見た目も美しくなるでしょう。
水には液体肥料を200倍に薄め、水位線の一番上のラインまで入れます。
定植してからはほとんど水やりなどのお手入れは不要です。
20日ぐらいまでにボックスの水位線の一番下までなくなりましたら液体肥料を足します。
この時も200倍に必ず薄めます。
約10日で高さが10センチぐらいになります。
さらに10日後に株元から芽がどんどん出てきて、パクチーがこんもりとなり収穫できます。
この頃からパクチーは葉っぱが多くなりますので、内部の葉っぱが蒸れやすくて病気になりやすくなります。
そのため葉っぱが多く茂ってきた頃は風通しを良くする環境が必要です。
ベランダにでも置いておきましょう。
パクチーは根本からどんどん出てきます。
定植後30日ぐらいから、大きくなった茎から随時掴み取り、お料理に使います。
掴み取っても根元からどんどん新しい芽が出てきます。
根が大きく伸びてきますので、収穫は数か月楽しめます。
パクチーの収穫は数か月可能です。大きくなった茎から摘んでください。
パクチーは最高の健康食品で女性にも人気で、水耕栽培で育てますと1年中美味しいエスニック料理が楽しめます。
注意点はパクチーは室内でも病気などや害虫(アブラムシ)などがつきやすいですので、虫に慣れていない女性などはびっくりしてしまいますが、その時も慌てずに水洗いしてください。
絶対に農薬などは使用しないでください。
農薬などの化学薬品を使うとパクチーそのものを傷つけてしまうため、収穫ができなくなります。
虫、特にアブラムシはそのへんに生えている雑草などにも比較的多く存在する虫で、蟻の主食でもあります。
アブラムシ自体は特別な毒を持っているわけでもなく、ただ単に小さくて群がっているため「気持ち悪い」というだけで蟻が食うほどでもありますから水洗いだけで簡単に取れてしまいます。
せっかく無農薬で育ててきた野菜も農薬などの有機肥料を使ってしまっては元も子もありません。
食の安全を守るためにも農薬やシンナー、アルコールなどは絶対に使用しないでおきましょう。

・・・以上がパクチーの育て方とその経緯についてでした。
パクチーは上記に書いた通り、メーカーによって種ごとに発芽率が違ったり、すぐに病気にかかったり、虫が湧いたりなどと癖が強いですが、パクチーは色々な料理に活用されるほど
美味しいです。
代表的な料理として生春巻き、そしてサラダにパクチーを入れるとエスニックサラダと名前を変えます。
個人的な意見ですが同じハーブ類のバジルやルッコラと比べても、比較的苦みもなく美味しかったです。
好き嫌いの激しいうちの猫はキャットフードでもドライタイプ(缶詰)は絶対に口にしないし、猫草を与えても無関心でしたが、パクチーは美味しそうに食べました。
しばらくはキャットフードの代わりにパクチーで猫の主食は決定しそうです。

多少敷戸は高いですがみなさんもパクチーを育てて新しい自分に生まれ変わりませんか?

以上今日のブログのひとコメントでした。

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