春になっても冬の寒さがしばらく続いてましたが、やっと陽気がポカポカに
なり、春らしくなってきたなぁ~と思う今日この頃ですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?

我がオフィスファームでも水耕栽培には温度と湿度が重要なので、やっと気温が
落ち着いてきて、水温も安定してきました。

最近はオフィスファームだけではなく、水と液肥で育てる「水耕栽培」の注目度が 増加中で水耕栽培を利用した植物工場が全国各地に増加中らしいです。

しかし一言で水耕栽培と言っても様々な方式があります。
水耕栽培は大きく分けて『NFT方式』と『DFT方式』の二つに分けられます。

「NFT方式とDFT方式ってどう違うの?」と思われる方も少なくないと思われます。
ですので今日はNFT方式とDFT方式について述べたいと思います。

まずオフィスファームで採用しているDFT方式とは英語「deep flow technique」の略で日本語で「湛液型水耕」と呼ばれています。

DFT方式では栽培ベッドに肥料が含まれている養液をためて土を使わずに栽培する方法で、培地なし・培養液にすべての根を浸す・培養液中にある酸素を吸収することが ポイントになります。

DFT方式のメリットは管理しやすいことで、NFT方式に比べると、養液の量が多く、肥料濃度や液温の変化が緩やかになります。

劇的に変化することがないため、管理しやすい水耕栽培方法なのです。

しかし、根の酸素吸収が養液の溶存酸素量に依存し、養液の中に含まれている
酸素量が少ないほど、根が吸収する酸素量も少なくなるのです。
酸素量が足りなくなると、植物が健康に育たなくなってしまいます。
特に、根圏酸素要求量が多い作物は生育が劣ります。

DFT方式に向いている植物は葉野菜で、レタス・サンチュ・春菊・葉大根・水菜・キャベツなどの葉野菜が向いています。

また、トマト・きゅうり・那須・ピーマン・イチゴなどの大きな野菜やパセリやバジルなどのハーブ系も向いています。

我がオフィスファームでもレタス類や水菜等の葉野菜、ルッコラやバジル等のハーブ類を重点的にこのDFT方式で育てています。

一方、NFT方式というのは英語で「nutrient film technique]の略で日本語で「薄膜水耕」と呼ばれます。

NFT方式とは1%ほど傾斜をつけた平面に、養分を溶かした水溶液を少しずつ流しながら植物を栽培する方法です。

NFT方式のメリットは根の表面を水で洗い流していくような栽培方法ですので、
常に根の大半部分は、水からでています。
そのため、酸素を供給する必要がありません。

また水を大量に使うDFT方式に比べると、NFT方式は小規模な設備でも行えます。
また、使う水の量も少ないので水が貴重な地域でも行えます。

なお、流した水は循環させて再利用するため、無駄がありません。
循環システムさえ作ってしまえば、後は水溶液を流すだけで良いのです。

メリットは他にもあります。

一度ためた水を定期的に取り替えるには、労力がかかります。
循環させるにしても大掛かりな設備が必要です。
しかしNFT方式は少量の水を絶えず循環させているため 水がいつでも綺麗なままなのです。

ちょうど小さい水槽の水を絶えず循環させているようなものと考えると イメージしやすいでしょう。

NFT方式は個人で趣味で水耕栽培する人に向いていると思います。

NFT方式は元々はイギリスで、発展途上国向けに少ない資材費で養液栽培ができるように開発されたのが始まりです。

しかし、デメリットとしてDFT方式のように多種類大量生産ができないので、どうしても個人レベルでの栽培規模になってしまいます。

以上がNFT方式とDFT方式の違いです。

それぞれメリットとデメリットがあり、一長一短なのでどちらが優れていると断言することはできませんし、育てる植物によって違ってくるので使い分け方が重要になって来ると 思われます。

どうでしたか?
NFT方式とDFT方式の違いについてわかりやすく書いたつもりです。

少しでも水耕栽培のことについて興味を持っていただけると嬉しいです。
最近は個人単位の趣味で水耕栽培を始めてみようと興味を持つ方も結構おられます。

水耕栽培がより身近なものになるよう我々も願っております。

ちょっと長くなりましたが今日はNFT方式とDFT方式の違いについて述べさせていただいて、失礼いたします。

では。

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