春の日差しもうららかに火照り、5月1日からは元号が『平成』から『令和』へと変わります。

そろそろ衣更えの季節になりそうな温度ですが我がオフィスファームでもぞくぞくと 野菜が育っています。

水耕栽培も順調に進んでいるのですが、その大きな要因の一つにLED照明の光射作用が挙げられます。

インターネット等で「水耕栽培」と検索すると「水耕栽培にはLEDが良い」とよく謡っているサイトが沢山見られますが、例にそぐわず我がオフィスファームでもLED照明を使って植物を育てています。

なぜ水耕栽培にはLED照明が良いんでしょうか?

今日はその辺をより分かりやすく語っていきたいと思います。

水耕栽培に使う照明としては①メタルハライドランプ②蛍光灯③LEDの3種類が挙げられます。

まず①のメタルハライドランプは光量は有りますが、いかんせん電気代がかかりすぎ、その上発熱量も多いので、あまり近すぎると栽培物に悪影響が出ます。かといって離すと光量不足になり、冬場の暖房を兼ねるのであれば良いのですが、夏場ではたまったもんではありません。

次に②の蛍光灯ですがメタルハライドランプに比べると、かなりコストパフォーマンスは良くなりますが、蛍光灯の特徴として光が周囲に逃げてしまいかなり対象物に近づけないと効果が落ちます。その上、波昼光灯であっても白色作用が強くお世辞にも成育には最適とはいえません。しかし発熱量が小さいので近距離でも栽培物への悪影響はありません。
しかしまだランニングコストはかかります。

最後の③のLEDですが光量、ランニングコストどれをとっても一番優れています。電気代は安く、LED器具はほとんどが長寿命で滅多に壊れません。
また、色の種類が多種類あるので赤、青といった植物の生育に必要な光色を選択追加することも出来るので、バランスの取れた栽培ができます。ただ、光の照射方向が狭いのでレイアウトには注意が必要です。

ここでなぜ照明が必要かという事について触れたいと思います。

植物は発芽から枯れるまで、光と炭酸ガス等を光合成により、炭水化物に変えそれをエネルギーにして成長します。それに水耕栽培では栄養状態をベストな状態にして、促成栽培のような栽培環境にしています。ですので光量が不足すると成育に悪影響が出てきます。

ただ、何でも多ければ良いというわけではなく、作物の種類によっては強光作用を好むものや、あまり好まないもの、またはその中間のものなど色々とあり、光の当たっている時間も栽培作物により色々と習性が違います。

例えばトマトやスイカ、メロン等は強光作用を好みますが、レタス、三つ葉等はあまり好みませんし、ホウレンソウ、春菊などは日長が長い方が良いですが、きゅうり、イチゴ、紫蘇などは短いのを好みます。

この様に栽培するものにより光の強さ時間を変えてやるのが、成育を安定させるためには必要で、水耕栽培では室内やベランダ等の光環境のあまりよくないところで栽培されますから、補助的にLED照明等を点けてあげるのは必然的な行為だと思われます。

ただ、12時間を超えるような日長ですと茎などが徒長してしまい、その上、花芽分化が始まりホウレンソウやレタスのお花畑になる可能性が有るので、注意が必要です。

良くインターネットや書籍で「最低12時間は照射しましょう」などと書いてあるのを見かけますが、茎周辺が伸びた、もやしみたいな軟弱野菜を育てるのであれば否定しませんが、本来の野菜を育てるのであれば1日12時間までがベストだと思います。

そして光の質ですが、先ほどLEDが良いといったのには理由がありまして、自然の太陽光は「紫外線」、「赤外線」、「可視光線」からなり、波長の短い紫外線をカットすると成育は大体のものが良くなります。

しかし、色素のアントシアニンが生成されにくくなるため、那須などの色が付きにくくなります。
ハウスで物や作業者が日焼けしない様にUVカットのフィルムを張ったら、那須の色がつかなくて困った等という事をよく聞きます。

可視光線は光合成に不可欠ですし赤外線はその光合成をさらに助けます。

このような理由でLEDは多色であることが有利となっており、我がオフィスファームでもLEDは赤色、青色、白色を色々組み合わせてカスタマイズして栽培作物や栽培環境によりアレンジしております。

このようにLEDはカスタマイズすることが可能であることから色々なアレンジが可能な点でも優れていると言わざるを得ません。
特に蛍光灯のように3波昼光灯であっても植物にはベストでは有りません。

現在は色々なショップから色々なタイプのLEDが販売されており、自分の栽培環境にあった最適な照明を選ぶことができるので、皆さんも水耕栽培を家庭菜園として楽しんでみてもいいんではないでしょうか。

それでは今日はこのへんで失礼致します。

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